年金だけでは足りないから、老後資金を積み立てるという話。
常識的で、イージーな内容だから、分かりやすい。
この場合は、退職金1500万円。必要な老後資金3000万円。不足分1500万円を約15年で積み立てるには、例えば、毎月8万円の積み立てが必要。と言うような話。
政府の漏洩で問題になった老後資金2000万円より、この場合、かなり多いが、それなりにエンジョイする生活を考えれば当然。 平均寿命が延びていることも考えれば当然の考え方だろう。
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https://diamond.jp/articles/-/249707
「積立投資で老後資金は大丈夫」とタカをくくった40代会社員の大誤算
横山光昭:家計再生コンサルタント
ライフ・社会 “残念サラリーマン”のお金相談所
2020.10.5 4:35
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年金で不足する老後資金を積み立てるシンプルプラン
25歳。
新卒から徐々に会社の様子が分かってくる。この時から、もう貯金は始めよう。使途不明でも、給与の10%は残すように努める。高金利の貯蓄口座に移しておく。何かあったら引き出してもいいが、ゼロリセットでは困る。
給与の2%は積み立てファンドへ。初任給10万円として、たったの2000円だ。しかし、この2000円は手出し無用。
10万円×2%×12月×5年⇒12万円。 投信・運用の勉強。
30歳。
会社の様子も分かってきて将来をより具体的にイメージできる頃。一方で、使途が明確なお金も見えてくる。自分への投資と、結婚。
給与の4%を積み立てる。
20万円×4%×12月×10年⇒96万円。投信・運用の勉強。
40歳。
管理職。給与は上がるが、必要額も増える。学資ローン、住宅ローン、
それでも、給与の6%を積み立てる。
40万円×6%×12月×10年⇒288万円。
50歳。
専門職。給与はあまり上がらない。ローン返済は後半に入って繰り上げも併用。
老後資金を手厚く。給与の8%にする。
60万円×10%×12月×10年⇒720万円
60歳。
定年、役職定年。再雇用。給与はダウン。副業を考える頃。
全力で老後資金。
30万円×20%×12月×5年⇒360万円
以上の累計は、1476万円。運用益年率2%を上乗せできるから、2000万円近くに到達できるだろう。1年でも早く始めることが大事。勉強にもなるが、運用益を手にできるからだ。
退職金が別にあるから、1500万円~2000万円も老後資金に充当できる。一括で貰うか、年金で貰うか。終身年金なら、平均寿命が延びているので、一括で貰うよりメリットがある。
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リタイアしても、老後資金の運用は続けるので、早い時期からファンド等に馴染んで勉強しておくことは重要。
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